🔁 2026年リライト版 この記事は2015年5月に公開した「テザリング時に必須!許可したアプリケーションの通信のみ許可できる便利なMacのアプリ「TripMode」」を、2026年時点の TripMode 3、macOS Tahoe 26 / Apple Silicon、代替ツールの状況に合わせて全面書き換えしたものです。
2015年からの主な変化点
- TripMode 3 がリリース(2021年)。Apple Silicon ネイティブ対応、iPhone / Android ホットスポット自動検出、アプリ別帯域統計
- サブスク制に移行: 年額 $16(個人)/ $32(家族)または買い切り版も販売
- macOS Tahoe 26 / System Extension 時代: ネットワーク拡張のインストール許可が必要(Kernel Extension 廃止)
- iOS のホットスポット動作が洗練: インスタントホットスポット、「互換性を最大にする」 オプション(5GHz → 2.4GHz 切替)
- キャリアのギガ単価が下落・大容量プランが標準化: テザリング節約の必要性はやや下がったが、固定回線代わりのテザリング は2020年以降むしろ増加
2026年の選択肢
| 用途 | ツール |
|---|---|
| テザリング中のアプリ別通信制御 | TripMode 3 |
| 全通信のきめ細かい監視・ブロック | Little Snitch 6 |
| 通信量の可視化のみ | macOS標準(インフォメーション)/ iStat Menus |
| iPhone側でアプリ別モバイル通信制御 | 設定 → モバイル通信 |
TripMode 3 のインストール
❯ brew install --cask tripmode
または 公式サイト から .dmg をダウンロード。
初回起動時、システム設定 → 一般 → ログイン項目と機能拡張 → ネットワーク機能拡張 で TripMode を許可する必要があります(Apple Silicon + macOS Sonoma 以降の仕様)。
基本動作
- メニューバーの TripMode アイコンをクリック
- 「テザリングネットワークを検出しました」と表示されたら 「このネットワークを保護する」 をオン
- 許可するアプリにチェックを入れる(他は通信ブロック)
- アイコンが赤になり、ブロック中を示す
TripMode 3 からは、ホットスポット接続時の 自動起動 と ネットワーク別プロファイル に対応し、「実家の回線では全許可、スマホのテザリングではブラウザだけ」のような運用が可能です。
iOS 側のテザリング設定(2026年)
- 設定 → インターネット共有 で有効化
- 「互換性を最大にする」: オンで 2.4GHz 配信(5GHz だと古い端末が繋がらない)
- ファミリー共有でのインターネット共有: 家族の Mac / iPad から承認不要で接続可能
Little Snitch 6 という選択肢
Little Snitch 6(買い切り版 $69)は TripMode より強力で、全通信(Wi-Fi / イーサネット / VPN) を常時監視できます。テザリング時だけなら TripMode で十分、普段から通信を管理したいなら Little Snitch、という棲み分けです。
- 通信ログ: アプリ別・ドメイン別・時系列で可視化
- ルールベース: 「App Store は許可、それ以外は拒否」のような細かい制御
- Network Monitor: 通信量をリアルタイム表示
それでもテザリング節約が必要な場面
2026年は大容量プランが普及しましたが、以下の状況では依然として有効です。
- 海外 eSIM: データ量が限られる格安プラン(Airalo など)
- サブ回線の povo 2.0 / 楽天モバイル 3GB 以下プラン
- 新幹線の車内 Wi-Fi: 帯域が貧弱で、動画・クラウドバックアップ等の遮断が必須
まとめ
2015年当時と同じく、テザリング時のアプリ別通信制御なら TripMode が最速・最小構成です。2026年の TripMode 3 は Apple Silicon ネイティブ・自動ホットスポット検出・帯域統計が追加され、UIも刷新されています。より包括的な通信制御なら Little Snitch 6、iOS 側のアプリ単位制御は OS 標準の「モバイル通信」から、と使い分けるのが現代的です。