🔁 2026年リライト版 この記事は2020年4月に公開した「ローカルホストでGitHubの環境を汚さずにNetlify CMSをテストする」を、2026年時点の Decap CMS(2023年に Netlify CMS がリネーム・フォーク)前提で書き換えたものです。
2026年の状況 — Netlify CMS → Decap CMS
Netlify CMS は、2023年2月に元運営元 Netlify が開発撤退し、コミュニティで Decap CMS としてフォーク・改名されました。パッケージ名も netlify-cms から decap-cms へ変わっています。ローカルで動かすためのプロキシサーバも netlify-cms-proxy-server から decap-server に名称が変わりました。
本記事では 2026年4月時点の Decap CMS 3.x 前提で、ローカルホストでの動作確認方法を解説します。
ローカルテストが必要な理由(2020年と変わらず)
Decap CMS は git-gateway バックエンドで GitHub / GitLab / Bitbucket のリポジトリに直接コミットします。コレクション設定やカスタムプレビューを開発中にいじると、毎回リポジトリにテストコミットが飛んでしまう ため、履歴を汚したくない場合はローカルで完結させたいところです。そのための仕組みが Local Backend と Decap Server です。
セットアップ
1. config.yml に Local Backend を有効化
static/admin/config.yml:
local_backend: true
backend:
name: git-gateway
branch: main # 2020年当時は master が既定だったが現在は main
local_backend: true を追加するだけで、Decap CMS はローカルの http://localhost:8081 にあるプロキシサーバ経由で動くようになります。本番デプロイ時もこの行を残したままで問題ありません(Local Backend はローカルで Decap Server が動いているときだけ有効になります)。
2. Decap Server をインストール
❯ npm install -D decap-server
2020年当時の netlify-cms-proxy-server は現在アーカイブされており、代替パッケージが decap-server です。
3. 起動
2つのプロセスを起動します。
# Hugo の開発サーバ
❯ hugo server
# もう1つのターミナルで Decap Server
❯ npx decap-server
ブラウザで以下にアクセスします。
http://127.0.0.1:1313/admin/
Decap CMS の画面が表示されたら、右上のログインボタンを押すだけ(認証はスキップされ、ダッシュボードに入れます)。以降、記事の作成・編集・画像アップロードはすべてローカルで完結し、Git リポジトリには反映されません。
動作確認時のチェックリスト
- ブラウザのコンソールに
local_backend: trueの確認ログが出ているか - ポート 8081 が Decap Server で使用されているか(他のツールと衝突する場合は
--portオプションで変更可能) - 記事作成後、
content/配下にファイルが生成されているか - 画像アップロード後、
media_folderで指定したパスに画像が保存されているか
プロキシサーバのカスタマイズ
2020年当時は Beta 扱いでしたが、2026年現在は安定機能として提供されています。package.json の scripts に入れておくと便利です。
{
"scripts": {
"dev": "hugo server",
"cms": "decap-server",
"start": "npm-run-all --parallel dev cms"
},
"devDependencies": {
"decap-server": "^3.x",
"npm-run-all": "^4.x"
}
}
npm start の1コマンドで Hugo と Decap Server の両方が起動するようになります。