今年、最後の更新です。2017年も残すところ、あと僅かとなりました。新年を気持ち良く迎えるために、iPhoneのホーム画面に散らかっている使わないアプリも大掃除しましょう。完全な趣味の範囲内ですが、とくに今年お世話になったアプリを厳選してご紹介します。なお、ポイントカード系、買い物系、SNS系など、人によって用途が異なるアプリは割愛しています。さらに、Google Analytics、AdSenseといったブロガー御用達アプリも今回は割愛しました。
最低限入れておきたい毎日使用する厳選アプリ
先ずは、必ずといって良いほど、毎日起動するアプリです。
280Blocker
- 販売元: Tobila Systems Inc.
- 価格: ¥800
厳密には起動しません。初っ端から嘘を付きました。起動はしませんが、縁の下の力持ちのように、バックグラウンドで気持ち良く動作してくれる、Safariのコンテンツブロッカーです。Safariで閲覧する際の、不必要な広告は(弊サイトも含めて)ほぼブロックしてくれることでしょう。
AdGuard Pro
- 販売元: Adguard Software Limited
- 価格: ¥1,500
厳密には起動しません。指定したドメインとの通信を遮断する、「AdBlock」と雌雄を決するコンテンツブロッカー(※App Storeでの位置付け)。Safariのコンテンツブロッカーとしては、残念ながら機能的に過度な期待は禁物ですが、iPhoneのすべてのアプリからありとあらゆる広告を消し去る魔法のアプリ「AdGuard Pro」の使用方法でご紹介した方法を使用することで、文字通り広告をガードしてくれます。前述の「280Blocker」と併用することで最強になります。また、格安SIMなど低容量のデータプランを契約している場合には通信量を抑えることができるためおススメです。なお、ウィジェットでオンオフできます。
AdBlock
- 販売元: Future Mind, Sp. z o.o.
- 価格: ¥300
厳密には起動しません。「AdGuard Pro」と同様です。ただし、記事失費時点の「AdBlock」(v4)については、環境によってはバッテリー消耗に影響を与える、ドメインのすり抜け(遮断されない)が発生するなど、不具合が発生する場合があるようですが、それでも現在もなお便利なアプリです。なお、「AdGuard Pro」とは併用できません。iPhoneのすべてのアプリからありとあらゆる広告を消し去る魔法のアプリ「AdBlock」(v4対応版)の使用方法をご参照ください。こちらもウィジェットでオンオフできます。
DataMan
- 販売元: Johnny Ixe
- 価格: ¥100
MVNOなど、月々のデータ通信量を抑えたプランを契約している場合には導入しておきたい、モバイルデータ通信の日々の状況をカウントしてくれるアプリです。逆に言えば、データ通信量を気にしないのであれば、導入する必要はまったくありません。App内課金により、データの書き出し、リアルタイムの通信量の更新を行うことができます。こちらもウィジェットから即参照できるため欠かせないアプリ。
Reeder
まだまだ現役のRSSリーダーです。主に情報収集に使用しています。はてなブックマークの人気エントリーや、Qiitaの人気投稿、国内外の主要メディアのIT・テクノロジー関連のニュースの収集に使用しています。また、共有機能も豊富で、あとで読みたい記事は「Instapaper」に収集しています。さらに、Reederの便利な点は、「Instapaper」にストックした記事もこのアプリ内で読むことができます。
Instapaper
- 販売元: Instant Paper, Inc.
- 価格: 無料
後で読むアプリ。Pocketの「イラッ」を解消!すべての機能が無料化された「Instapaper」を使おう!でご紹介したように、本文抽出が(記事執筆当時はずば抜けて)精度が高く、せっかくオフラインで読むために保存したのに、記事の内容を取得できずにブラウザに接続する、ということが少ないため、現在もなおその流れで使用しています。Safariのリーディングリストでも良いのですが、前述のReederで読みたいので導入しているアプリです。そのため、このアプリ自体を使用して記事を読むというよりは、Reederで読むために機能拡張としてInstapaperに保存したいために導入しているアプリです。
Yahoo! ニュース
さらっとニュースをチェックしたいときに便利なアプリです。忙しい日々で、スマホを見る時間がない場合に、通勤の行き帰りなどにさらっと目を通しておくだけで、その日の主要ニュースを追うことができる便利なアプリです。アップデートの都度、使いやすく便利になって行きます。
- 販売元: Flipboard, Inc.
- 価格: 無料
キュレーションニュースアプリ。主に海外の主要メディアのニュースをチェックするために使用しています。好きなカテゴリ、タグをフォローすることでオススメの記事を紹介してくれます。日本語に翻訳したい場合は、後述の「Workflow」を使用してGoogle翻訳を呼び出します。ただし、リッチコンテンツのため通信量が多いのが難点です。MVNOの低容量のデータプラン等を契約している場合には、日々の通信量は欠かさずチェックしておきましょう。
Yahoo! 天気
- 販売元: Yahoo Japan Corporation
- 価格: 無料
1時間毎の天気、1週間の天気、雨雲レーダー(指定した地点に雨雲が近づいた場合は通知することも可能)など、多機能な天気予報アプリ。天気予報に必要な情報がすべてコンパクトにまとまったアプリです。ウィジェットからすぐに天気予報を確認することができるのも便利。アップデートの都度、使いやすく便利になって行きます。ウィジェットに登録しておきましょう。
Yahoo! 乗換案内
- 販売元: Yahoo Japan Corporation
- 価格: 無料
乗換案内No.1(個人の感想です)。乗換案内はもとより、時刻表、定期代表示などさまざまな機能が備わっていますが、個人的にもっとも使用する機能は運行情報です。Yahoo!JapanのIDが必要になりますが、指定した路線を登録しておくことで、遅延情報等が発生した場合に通知してくれるため、通勤や旅行に出かける前に必ずチェックします。通勤タイマーやアラームも備わっているため、指定した駅名を登録しておくことで、走るか諦めて1本後の電車に乗るか、また乗り過ごしの未然の防止にも役立ちます。
Price Tag
App Store、Mac App Storeのアプリのセール情報や履歴を調べられる「Price Tag」で詳しくご紹介しています。iOS、macOSのApp Storeにおけるセール情報を確認できるアプリ。お気に入りのアプリを登録しておくことで通知してもらうこともできます。以前までApp Storeの機能拡張として、有料アプリのセールの履歴を追うだけのアプリでしたが、アップデートによりセール情報を簡単に入手できるようになりました。
1Password
- 販売元: AgileBits Inc.
- 価格: 無料
複雑なパスワードの生成はもちろんのこと、ワンタイムパスワード(時刻ベースに限る)にも対応しています。ワンタイムパスワードの機能を使用するためには、App内課金が必要ですが、パスワードマネジャーとして使用するだけでも十分な価値があります。もうパスワードの使い回しはやめましょう。某金融機関など、独自のワンタイムパスワードアプリ(しかも、使いづらい)を使用するのは本当にやめてほしい(切実)。
Gmail
- 販売元: Google LLC
- 価格: 無料
iPhoneでGmailをプッシュ通知!すべてのメールアドレスをGmailに転送し、Gmailからすべて送受信する方法でもご紹介していますが、MVNOにMNPしてから、すべてのメールをGmailで管理するようになりました。大容量のメールボックスはもちろんのこと、やはり便利なフィルターは手放せません。残念ながらiOS標準のメールアプリではプッシュ通知されないため、Gmailアプリを使用しています。
BB2C
- 販売元: INFOCITY, Inc.
- 価格: 無料
2ちゃんねる、改め5ちゃんねるにも対応した専用ブラウザ。老舗のアプリですが、ここ最近の頻繁なアップデートにより、更新チェックが爆速になったため、TwinkleまたはJaneStyleから再び戻ってきました。スレッドタイトルのNG機能、次スレ検索機能など、ヘビーユーザーにとっては便利な機能がありませんが、私のようにROM専用(閲覧するだけ)であれば十分すぎるほど高機能かつ高速、軽量なアプリです。
Slack
- 販売元: Slack Technologies, Inc.
- 価格: 無料
エンタープライズ向けビジネスチャットツールとしてのイメージが強いですが、個人で使用する分にも十分に使用できます。ブログ更新情報のTwitterのツイート履歴の保存から、Alexa(Amazon Echo)で再生したAmazon Unlimited Musicの歌の情報まで、さまざまなものをノートがわりに保存しています。ブログの記事が「はてな新着エントリー」に掲載されたらSlackに通知するとかできます。
毎日は使用しないけれどあると便利なアプリ
ここからは、毎日は起動しないけれど、なくては困るアプリたちです。
Workflow
- 販売元: iTunes K.K.
- 価格: 無料
主な用途は「AdGuard Pro」ないし「AdBlock」のブラックリストの更新です。詳細は、iPhoneのすべてのアプリからありとあらゆる広告を消し去る魔法のアプリ「AdBlock」(v4対応版)の使用方法、もしくはiPhoneのすべてのアプリからありとあらゆる広告を消し去る魔法のアプリ「AdGuard Pro」の使用方法をご覧ください。ウィジェットからWorkflowを呼び出すとアプリを起動する必要がないため便利です。
その他、翻訳精度が向上したGoogle翻訳をiPhoneの色々なアプリから呼び出す拡張機能でも使用しています。共有メニューが使用できるアプリから呼び出すことができるため、主に海外ニュースの翻訳などに使用しています。
IFTTTT
- 販売元: IFTTT Inc
- 価格: 無料
「Alexaで音楽を再生したらSlackに履歴を残す」「Gmailでスターをつけたらリマインダーに追加する」「ブログの拡散情報をSlackに集約する」「ブログを更新したら各種SNSに拡散する」など横着するためのアプリです。初回のみ設定しておけば、あとはサボっていても勝手にやってくれます。中には、「Google Home」または「Amazon Echo」から「iPhoneを探す」といったことも実現できます。使用方法は無限大!
Yahoo! 防災速報
- 販売元: Yahoo Japan Corporation
- 価格: 無料
主に地震速報の確認。緊急地震速報に対応しているアプリです。MVNOなど、緊急地震速報を受信できないデータプランで契約している場合にはぜひ入れておきましょう。
Google 翻訳
- 販売元: Google LLC
- 価格: 無料
ちょっとした単語の意味を調べたい時、英語で会話している際に言い回しを確認したい時、かっこいいラテン語の単語を見つけたり(厨二病)、とにかく精度がここ最近一気に向上した翻訳アプリ。発音が確認できるのも何気に便利です。
趣味
Reader
- 販売元: Sony Music Entertainment(Japan)Inc.
- 価格: 無料
電子書籍といえばKindleだったのですが、Sonyの専用アプリに登録しておくだけで定期的にクーポンが配信され、お得に書籍を読むことができる(ただし、専用アプリが必要)事がわかったため、お試しで現在入れているアプり。
お世話にならなくなったアプリ
最近、使用する機会がめっきり減ってしまったアプリです。
VNC Viewer
- 販売元: RealVNC Limited
- 価格: 無料
外出先から自宅のMacやWindowsに接続したい場合に使用していたのですが、最近はiPhoneやiPadだけで事足りることが多いこと、MVNOのためデータ通信量を節約したいことから、最近は使用する機会が少なくなってしまいました。
Awesome Screenshot
- 販売元: Diigo
- 価格: 無料
Safariの機能拡張。Webページ全体、可視範囲のスクリーンショットを撮影した上でメモ書きして共有できるアプリです。ただ、Webページを保存したい場合は、iOS標準のiBooksでPDF化したり、iOS標準のスクリーンショット(iOS11でメモ書き、即共有もできるようになりました)、Google Cloud Printを使うようになったので、最近は使用する機会が少なくなってしまいました。
Google フォト
- 販売元: Google LLC
- 価格: 無料
iPhoneで撮影した写真のバックアップ用途として使用していました。今でももちろん便利ですし、検索機能にかけてはこのアプリに叶いません。iPhoneでもっとも容量を必要とするのが写真や動画だったのですが、iOS11の高圧縮フォーマット(HEIF、HEVC)対応により、高画質な写真でありながらファイルサイズをグッと抑えることができるようになったため、写真自体をバックアップすることがあまりなくなりました。また、iOS11にも(Googleフォトにはまだまだ叶わないものの)同等のメモリー機能や検索機能が搭載されたため、主に写真アプリを使用するようになりました。なお、保存しておきたい大切な写真は「iCloud共有」を使用すれば、別に共有する人がいなくてもiCloud上にほぼ無制限に保存しておくことができます。機種変時にバックアップを取得していなくて慌てる必要も無くなります。高圧縮フォーマットに対応しているデバイスはiPhone 7以降のみであることには注意が必要です。
QRコードリーダー
- 販売元: Takashi Wada
- 価格: 無料
iOS 11のカメラ機能に同等の機能が標準搭載されたため、履歴等を残す必要がない場合にはあえてアプリを起動する必要がなくなりました。カメラアプリであればロック画面から簡単にアクセスできます。ただ、App Storeで配布されているQRコードアプリは、標準のカメラアプリ以上に精度が良かったり、履歴を残したり、詳細な情報を表示するといった付加価値のあるアプリもたくさんあります。
Office Lens
- 販売元: Microsoft Corporation
- 価格: 無料
書類のスキャンに使用していたMicrosoft謹製のアプリ。OfficeもOneDriveもiPhoneで使用することがなく、さらにiOS11のメモアプリから書類スキャンできるようになったためすっかりお役目ごめんになってしまったアプリ。メモアプリに日本語OCR機能がつけば完璧なのですが。
Evernote
- 販売元: Evernote Corporation
- 価格: 無料
メモアプリで十分です(個人の感想です)。