iPad + Amazon Prime Videoは長時間ドライブで子供を退屈させないためのマストアイテムだ

小さい子供を連れての長時間のドライブは大変ですよね。1時間程度であれば、子供も我慢してくれますが、車内で永遠に続くしりとりや、学校の話にも限界がありますし、何より子供は退屈します。移動途中で、食事などの休憩スポットでもあれば良いのですが、そうすると今度はなかなか目的地に辿り着かなくなり、本来の楽しみを失う可能性があります。

後部座席専用モニターのある車では、カーナビと連動してテレビ、DVDもしくはブルーレイを見ることができますが、専用モニターは意外と高額ですし、後から取り付けるのもなかなか大変です。また、DVDやブルーレイで映画を見たい場合、当たり前なんですが、そのDVDやブルーレイをあらかじめ準備しておかないといけません。そのためにTSUTAYAなどでDVDを借りて、というのも気が引けますし、レンタルするのは気分が上がるんですが、返却がめんどうくさいですよね。

iPad + Amazon Prime Videoによる映画鑑賞がオススメ

そこでお勧めしたいのが、iPad + Amazon Prime Video による映画やアニメの視聴です。iPadでなくても構いません。タブレットであれば十分でしょう。スマホだと映画を観るには、画面サイズが小さすぎるかと思います。iPad miniよりは、通常のiPadくらいの大きさが理想です。iPadは、Wi-Fiモデルで十分です。というのもオフラインで使用するため、外出先で頻繁に使用する用途でもなければ、Wi-Fiモデルで良いでしょう。何より、4G/5G対応モデルより安いですからね。どうしても、外出先でiPadを使用したい場合は、テザリングという手段もあります。

あと、後部座席には、iPadを横向きで立てておけるスペースを確保しておくと良いでしょう。あらかじめ後部座席にドリンクホルダーや小さなテーブルがついてる場合はそれでも良いですし、無ければホームセンターのカー用品コーナーに行けばそうした商品は充実しているため、1つ購入しておきましょう。iPad用のスタンドもあるとなお良いかもしれませんが、スタンドまでなくてもスペースで座席にiPadを立て掛けるくらいで十分だと思います。

ただし、移動中にiPadを落として画面が割れるなんて悲惨なことにならないよう、画面を保護するシールを貼ったり、衝撃を吸収してくれるような袋に入れて持ち歩くことをお勧めします。iPad専用のケースを用意するかどうかは好みにもよるかと思います。

さて、ここまで準備ができたら、Amazon Prime Videoをあらかじめダウンロードしましょう。Amazonプライム会員であることもマスト条件です。Amazonで買い物することが多い方なら、Amazonプライム会員になっておくと良いでしょう。Amazon Prime Video以外に、Amazon Prime Photoなど写真専用に無制限に利用できるストレージなども付いてきます。ただし、Googleフォトの突然の無料枠終了のように、制限は将来的に余儀なく変更される可能性はありますが。

準備するもの

ここまでで、一旦準備するものの復習です。

  • iPad or タブレット
    • iPad miniだと少しサイズ的に物足りないかもしれません。セルラーではなくWi-Fiモデルで十分です
  • Amazon Prime Videoのインストール
  • Amazon プライム会員
    • オプションですが、Amazonのサービスを頻繁に利用するなら入会しておいて損はありません
  • 車の後部座席のテーブル
  • iPadを保護するシールや袋(ケース)
    • 画面割れを防げればなんでも良いです。柔らかい素材の袋などで良いでしょう

Amazon Prime Videoの何が良いか

他にも色々と類似のサービスもありますし、なぜAmazon Prime Videoなのか、ということを独断と偏見でご紹介します。

  • Amazonプライム会員なら、キッズ向けをはじめ、様々な映画やアニメ、TV番組が見放題
    • 少しブームは去りましたが、「鬼滅の刃」のアニメシリーズなんかもAmazonプライム会員であれば追加料金なしで全話見れます
  • 観たい映画やアニメがない場合、400円程度でAmazonでレンタルできる
  • 自宅のWi-Fi環境で、レンタルした作品も含めてあらかじめ25本までダウンロードでき、電波の届かないオフライン環境でも鑑賞できる

少数ですが、ドラえもんやちびまる子ちゃんなどの映画もダウンロードできます。このダウンロードできるという点がやはり大きなポイントです。外出先で映画など長時間の作品をストリーミングしようとすると、データ通信量がいくらあっても足りません。Amazon Prime Videoは、レンタルした(購入した)作品も含めて、 あらかじめ25本の作品をダウンロードしておくことができます 。そのため、長時間のドライブや家族での移動など、そういった環境にベストな暇つぶしなのです。

作品数が多いことも魅力です。ドラえもんから鬼滅の刃まで、子供が大好きな映画やアニメはもちろんのこと、大人も楽しめる映画も数多く鑑賞できます。Amazonプライム会員なら、1年程度前の映画であれば7割程度の作品が追加料金なしで楽しめるのもポイントです。「君の名は」「天気の子」などの人気作品、あとはディズニー作品(「アナと雪の女王」など)は、有料であることが多いですが、1回400円程度でレンタルすることもできます。TSUTAYAでレンタルすることを考えれば、返却の手間もかからないですし、ダウンロードできることに変わりはないので便利です。なお、25本という制限があると言いましたが、TVアニメシリーズなどをダウンロードする場合、1話1本にカウントされるのでそこだけ注意です。

ずっとオフラインのまま視聴できるか、というと実はそうではありません。といってもかなり緩い条件です。視聴開始から、視聴の合計が48時間以上経過して、1回もインターネットに接続していない状態だと、ダウンロードした作品が観れなくなります。48時間も移動しっぱなしということは、なかなかないでしょうから、目的地に到着したらテザリングでもWi-Fiでも良いので、インターネットへ接続した状態でAmazon Prime Videoを起動しましょう。

Amazon Prime Videoの便利なところ

というわけで、Amazon Prime Videoの便利なところをまとめてみました。

  • Amazonプライム会員であれば、かなり多くの作品を追加料金無しで視聴することができる
    • このためだけにAmazonプライム会員になるのはお勧めできません。もっと安いサービスが他にもあります。あくまでオプションで付いてくる権利を行使する、という考えです
  • 追加料金無しで見れない作品も、400円程度でレンタルできる
    • 個人的には、せっかくレンタルするなら、移動ではなく自宅の大きなテレビで観たい
    • ディズニー作品や、ここ数年の人気映画は有料であることが多い。
  • あらかじめ25本までダウンロードし、オフライン環境でも視聴できる
    • 48時間以内にインターネットに再度接続する必要はある

まとめ

Amazon Prime Videoの魅力について語りました。ただ、作品数が多いといっても、一度観た作品を、もう一度観ることはなかなかないでしょうし、有名作品は追加料金がかかることが多いのも事実です。子供の好みなどもありますし、段々と観たい作品がなくなって来るかもしれません。今回のポイントは、 Amazonプライム会員であれば追加料金なしで、しかもオフラインで楽しめる という点です。あくまでオマケの位置付けですね。このためにiPadを新調する必要もないでしょうし、その場合は、もっと安い視聴専用のDVDプレイヤーを用意するなどした方が良いでしょう。ただ、全てインターネットの世界でレンタル・返却まで済ませられるのに慣れてしまうと、なかなかレンタルしに出かけようとならないんですよね。

iPadやタブレットを持っているなら、ぜひ試してみて欲しいサービスです。

comments powered by Disqus